はやくやることだけが良いことではない
【成績アップの方法】
素早くやりすぎると成績が上がらない?
以前の記事にも計算の解くスビートを上げる方法を書きましたが、
算数などの授業では、素早く正確に問題を解くことを求められているのです。
なぜならそれは、素早く正確に解けるということは、解き方を理解していると周りが判断でき、分かっていることが証明されることになるからです。
このような子は、授業の内容を理解でき、テストでもある程度点がとれるので、知識理解、計算の技能などの観点の成績が良くなるでしょう。
しかし、素早くやることだけに集中してしまう結果、雑に書いてしまい、丁寧に書くように先生に言われてしまう子がいます。
このような子は、技能に関しては成績が良いかもしれませんが、関心意欲態度の項目の成績がもしかしたら良くないかもしれません。
意欲はあるのに、ノートが雑な結果、最高評価のAがつけづらくなってしまうのです。
他の教科にも同じようなことが言えます。
例えば、図工や美術。
作品を一斉に作り始めました。
どの子も一生懸命に取り組んでいます。
そして、一生懸命に取り組んだ結果、Aくんは予定時刻よりも早く作品が仕上がってしまいました。
そして、先生に作品が完成したことを伝え、他の事をしてていいと言われたので違うことをやり始めました。
一方、Bくんも同じように一生懸命取り組み、Aくんと同じくらいの時間で終わりました。しかし、時間が余っていたため、最後まで自分の作品を良い物にしようと黙々と努力しました。
AくんとBくん、みなさんは、どちらの方が成績が良いかもう分かっていますよね。
もちろん、Bくんの方が成績がいいのです。
早く終わってしまっても、もっといい作品になるように試行錯誤していますよね。
これが大事なのです。
早く終わったからといって、次の事をし始めるのも大切なことですが、
時間が余っても、自分なりに考えて有効活用する。
そうすることによって、先生からはやる気をもって取り組んでいるな、粘り強く真剣に作品と向き合っているなと思われ、成績アップにつながっていくのです。
まとめ
算数などのスピードを求められるような時には素早さが大切てす。
そして、そこに正確さもプラスさせるといいでしょう。
しかし、素早さをそれほど求められない、図工、美術、音楽など技能教科はじっくり取り組ませた方がいいと思います。
もちろん、決められた時間の中でやることが前提なんですけどね。
素早くやりすぎることによって、真剣に向き合っていないなと思われないように教科によって変えていきましょう。