ピアノと運動部って両立できるの??
幼い頃からピアノを習ってきて、中学生になって、ピアノも続けていきたいけど、運動部にも入りたいと子どもが言って来たら、両方続けていくことができるのかなと思いますよね。
特に、バスケ、野球、ソフトボール、バレーなどといった部活は指を使うスポーツなので、突き指などする可能性もあり、そうなるとピアノも一時的にできなくなってしまうのではないかと心配しませんか。
どちらかに専念することも大切ですが、できることなら、ピアノも部活もどちらも続けていってほしいですよね。
実は、子どもの思いをよく汲み取ってから決めた方がいいのです。子どもの思いを踏まえた上で両立させていくのか検討してみましょう。
本当にやりたいのはどちらなのか
本当にやりたいことを子どもに聴いてみましょう。
なぜなら、両立させたいという思いは親のエゴからくる場合が多いからです。
例えば、このような子がいるとします。
小学校の時からずっとピアノを続けてきて、音楽が好きになった。
将来は音楽関係の仕事につきたいと思っている。でも、どうしても運動部に入って仲間と汗を流したい。
この子は、是非両方続けていってほしいと思います。
運動と音楽は密接な関係にあるからです。
音楽も体が資本です。いい体がなければ立派な音楽を創ることができません。
運動部に入ることで、音楽にもいい影響をもたらすでしょう。
もしかしたら、突き指などするかもしれません。よく、ピアノをしている子は、転ぶときには顔面から転べと言われたものです。
でも、突き指を恐れずに全力で部活に励んでほしいです。
中学生の経験というのは、これからの人生に大きな財産を残すことになるからです。
もし、将来音楽関係の仕事に就きたいという思いもち、部活も頑張るというのなら、どちらも行うことがこの子にとって良いことであると思います。
しかし、このような子は部活に専念したほうがいいと思います。
子「ピアノは続けていけたら続けていきたいけど、うーん、どっちでもいいなー。」
子「お母さんは、どっちがいいと思う??」
母「私は続けていった方がいいと思うよ。だって今まで続けていたじゃん。」
子「そっか。じゃあ、運動もやりたいから部活に入ってピアノも続けようかな。」
このようなやりとりがあったのなら、迷わずピアノはやめて運動部に入部すればいいと思います。
このような状態でピアノを続けていってもあまり意味がありません。
きっと、練習もしなくなるだろうし、レッスンの時だけやるようになると思います。
それはそれでいいじゃんと思うかもしりませんが、身に付くものは限りなく少ないでしょう。
それよりも、ピアノを辞め、運動部に専念して、もう一度ピアノをやりたいと言って来たらピアノをやらせたほうがよっぽど為になります。
親の思いが先行しないように、子どもの思いを汲み取って両立させるか、専念させるか決めることが一番です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
我が子は両立させるか、どちらかに専念させるか決まりましたか?
基本的には、両立させた方がメリットは多いと思います。だけど、子どもが本当に続けたい、やりたいという思いを持ってやらせることが大切です。
そうすることによって、部活だったり、ピアノだったり、いろんなことに専念することができるのです。
※子どものキャパはオーバーしないように気を付けてくださいね。