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漢字(勉強)の覚え方の秘訣のカギを握るのは親だ!!小学校教員が教える家庭学習方法

漢字(勉強)の覚え方の秘訣のカギを握るのは親だ!!小学校教員が教える家庭学習方法

 

ママ
ママ
漢字のテストがあると、いつも悪い点数をとってくるんだよね。

私の夫は教員をしているため、このようなことで悩んでいるママさんたちが多いということをたびたび耳にします。

漢字ってなかなか覚えられないですよね。

いいやり方を探して、やってみたり塾に通わせたりしても効果ががあったりなかったりするのではないでしょうか。

できることなら、お金をかけずに漢字を覚えられるようになってほしいですよね。

実は、親の力しだいで、漢字を覚えられるようになることができるのです!!

今回は、実際に小学校の教員が実践して効果があった例を教えたいと思います。

 

漢字を覚えるための一番の基本は

それは、
一緒に隣で見てあげることです。

ママ
ママ
そんな簡単なことでいいの?
えりちゃん
えりちゃん
そうなんです。まずはそれが大事

 

小学校低学年の子どもの場合、特に大切なことになります。

低学年から学習の習慣をつけさせるためには親の努力が不可欠です。

よくこのような家庭がいることを夫から聞きます。

・自分の子は勉強ができないといっているにも関わらず、親は何にもしていない

・漢字を覚えるためにはどうしたらいいかわからないので、とにかくたくさん書かせている

・宿題をみてあげようと思っているが、なかなか時間がなくてできない

ほんとに多くの家庭が困っていることがわかります。

でも、多くの家庭では子どもに宿題を子どもに任せきりになっているのです。

子どもの宿題は子どもがやるものだと思っていませんか?

そのような考えをもっているならば、ずくに捨てましょう。

なぜなら、

日ごろから付き添い、見てあげることによって学習の習慣がつき、
次第に自分で家庭学習をし自分で覚えることができるようになるのです。

誰もが一番初めから家庭学習のやり方を知っているなんてありえませんよね。

友達のやり方を見て覚えたり、先生やお母さん、お父さんに教えてもらったりすることによって、だんだん覚えてきて、家庭学習のやり方が分かってくるのです。

低学年の子をお持ちのママさんなら、ご存知だと思いますが、

学校では音読、計算、漢字の書き取りの三つの宿題だされ、子どもたちがを持ってくると思います。

私は、その中でも特に注意して見なければならないのが漢字の書き取り、1年生ならひらがな、カタカナ学習です。

なぜなら、ひらがな、カタカナ、漢字の書き取りを見るときに気を付けなければならないコツが多くあるからです。

このコツを抑えることによって、家庭学習の効果が格段にアップしていきます。

そして、これらの基本的な宿題のやり方を覚えていくことによって、他の勉強や教科に波及し、自分で進んで勉強ができるようになっていくのです。

実際にコツを抑えながら宿題を一緒に見ることで、

・子どもが自主的に漢字を覚えようとするようになった。

・漢字が覚えやすくなった。

・まだ漢字は覚えるのに時間がかかるけど、一生懸命丁寧に書こうとするようになった。

このような声が聞こえるようになったと聞きます。

では、子どもの宿題を見るとき、どんなことに気を付けなければならないのか、その基本を紹介していきたいと思います。

宿題を見る時のコツ①

1.とにかくお手本をよく見て丁寧に書けているかを見る。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、とても大切なことです。

汚い字を書き続けては、間違った字を覚えてしまうことにもなります。
正確な字を覚えるためにもとにかく丁寧な字を書くことを心がける。これがまず大切です。

こんな簡単なこと?うちの子は出来ているよ。と思っている人もいますよね。
でも、実際できていないかもしれません。

キーワードはお手本とそっくりにです。

お手本とそっくりに書くこと

丁寧に書いていても、お手本と形が違っていたり、とめ、はねができていない場合があります。

次の3つのポイントに注意しながらで見ることができていますか。

・1マスの中にある、4つのそれぞれの部屋に正しく線が入っているでしょうか。
・とめ、はね、はらいを正しく出来ているでしょうか。
・2B、またはBの鉛筆を使って誰が見ても分かる字で書けているでしょうか。

ここまでしっかり見れているママ、パパは素晴らしいです。

これを続けていける子は、漢字を覚えるだけでなく、字もきれいに書けるようになってきます。

いつも、お手本とそっくりに書けることができる子は、普段から学習面で困ることが少ないですが、

こういうことをすぐにできる子は、クラスに数名しかいません。

それくらい、正確に漢字を書くということは難しいのです。

大抵の子は、上手に書けている漢字もあれば、間違った字を書いてしまう子がいたり、形が不揃いなものを書いてしまったりする子も多いです。

夫の話では、これをきちんと家庭でみてくれる子が漢字を覚えるようになり、適当に書いてしまっている子はなかなか覚えることができないと聞きます。

 

中には、いくら書いても漢字を覚えないという子もいます。

でも、安心してくださいね。ほとんどの子があてはまることです。

一発ですぐに完璧にできるような子はなかなかいません。

でも、なんとかして、クラスの上位に入っていきたい!漢字をたくさん覚えてほしいと思っているママ、パパさんの声が聞こえてきます。

ではそんなの時、どうすればよいのか。

宿題を見る時のコツ②

2.間違った字、形が悪い字の上から親が正しい字を赤ペンで書く。子どもは直された字を消し、正しく赤ペンで書かれた字の上から鉛筆でなぞる。

間違えた字をそのままにしていては、間違った字を覚えてしまいますよね。
必ず直してあげることが大切です。

 

ただ、字を直す人はお手本のように正確になおさなければなりません。

字を直す人はお手本のように正確に直す。

漢字ドリルなどを見ながらできるだけ正確に直してあげましょう。
正確に直してあげればあげるほど、正確に字を書こうとする子になります。

また、直す際にどこがお手本と違うか子どもに考えさせ、子ども自身がどの部分が違うから直されたのかを自覚させること重要です。

どこがお手本と違うか子どもに考えさせ、子ども自身がどの部分が違うから直されたのかを自覚させること重要。

意味もわからず直されたのでは、子どもも納得いきませんよね。

さらに子ども自身に余裕がある場合は、空いているマスに直された字を3回ほど正しく書かせるといいと思います。

やはり、繰り返してやり続ける子は漢字をどんどん覚えていきます。

中には、一回書いただけで覚えてしまう子もいますが、そのような子は授業内で全て覚えてしまうスーパーマンです。

3回とは言わず、できる限り反復して練習させることが本当はいいです。

ただ、子どもが嫌々ながらやるのでは効果は薄れてきます。

子どもが少しでもやる気をもって取り組んでほしいですよね。

そんな時のコツはこれです。

宿題を見る時のコツ③

3.お手本とそっくりに書けた字には大げさ花丸をつける。

本当にお手本と同じように書けた字には、花丸をつけて、大げさにほめてあげましょう。
ほめ言葉の例として、

すごい!素晴らしい!

もいいですが、できるだけ具体的にほめてあげるといいですね。

『お手本をよく見て上手に書けたね。特に、はねの部分が上手』

『一回でお手本と同じように書けるなんて天才!』

『はみ出さないように書けたね』

『たくさん書けたね。これとこれはお手本みたいだね。素晴らしい!』

『私もこんなに上手にかけない、もう一回書いて見せて!』

などですね。

こんな言葉をかけられた子はうれしくて、次々に漢字を書いてしまうでしょう。

子どもも上手にのせていくのがポイントです。

子どもを褒めまくって漢字を書かせる気にさせよう

これを毎日子どものそばで、親ができるかによって、漢字、ひらがな、カタカナの定着がガラリと変わり始めます。

これがなかなかできないことでもあります。

小学校では、家庭で宿題を見てはくれるけど、褒めることが十分でないために子どものやる気が一向に上がらないということがあるそうです。

漢字の書き取りノートに直す所と良かった所を両方しっかり書いてくる家庭は1割ぐらいだそうです。

やっぱり、その両方がしっかり書かれている家庭の子は、漢字を丁寧に書く習慣があり、漢字をよく覚えています。

いかに大切なことかわかりまよね。

さいごに

毎日付き添って見ることは大変なことだと思いますが、高学年になるまでの数年頑張ることで、中学生、高校生になった時自分の力で自主的に勉強することができます。

誰もが自分で勉強ができる子に育ってほしいと思いますよね。

低学年のうちに、家庭学習はこういうふうにやればいいんだと思わせることが大切なのです。

高学年でいくら家庭学習のやり方を教えたって意味がありません。

自我が芽生え、反抗期が始まってきます。そのような時にいくらこちらから詰め込ませようとしても無駄なのです。

低学年のうちから、体にしみ込ませることで、自然に勉強する体質になっていくのです。

また、特に漢字に力を入れなければなりません。

漢字だけでなく、国語全般と言ってもいいでしょう。

漢字の書き取りから始まり、字を書けるようになる。

そうすると、今度は字を読めるようになります。

そして、話せるようになります。

書き、読み、話す。

これを何度も繰り返していくことによって国語力が定着していくのです。

これは多くの本でも書かれていることです。

すべての教科、学習では日本語を使います。

日本語を使っていない教科なんてありません。

すなわち、日本語を理解していない子は他の教科も理解できなくなるということです。

算数で文章問題を読む際、意味が分からなければ問題は解けません。

英語だって、基本は国語です。国語力がない人は英語の成績が悪い。このような人を多く見てきました。

そのすべての教科の核になる日本語を鍛えるためにも、書くことのスキルを上げ、

漢字の家庭学習の向上を図りましょう。

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