「教員不足で授業ができない」というニュースについて 5/14(月)
日本経済新聞
広島県呉市の市立吉浦中が必要な教員を確保できず、2年生の理科と1年生の国語で4月分の授業を実施できていなかったことが14日、市教育委員会への取材で分かった。
市教委によると、理科と国語の教員は1人ずついるが、2年生の理科と1年生の国語の授業は非常勤講師が受け持つ計画だった。
しかし3月末に、勤務していた講師2人が自己都合で契約を終え、4月までに新たな講師を見つけられなかった。
5月からは理科と国語の教員が全学年を受け持ち、授業を始めた。4月分の授業が遅れており、新たな講師が見つからない状態が続けば、夏休み、冬休みでの補習の可能性もある。
引用元 日本経済新聞
サイトURL https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30448030U8A510C1AC1000/
このようなニュースがありました。
教員が不足していることによって、子どもが十分な授業を受けられない。
ひどい話ですよね。
だって、正規の教職員採用されていれば、こんな事態にはならなかったのですから。
非正規を都合のいいように使い、頼りすぎてばかりいるため。このようなことが行ったのです。
今回の件で、子どもも迷惑していますが、正規の職員も迷惑していると考えられます。
だって、余分に授業をしなければならないため、仕事の量が通常よりも増えるからです。
仕事の量が増えることで、残業の時間も増えてしまうでしょう。
さらに、時間外の労働手当も支払われない。
このような状況で誰が先生になりたいと思うのでしょうか。
公務員の給料を減らせ、減らせという声がよく聞かれると思います。
教員も公務員ですよね。
もし全国的に教員の給料が減ったらどうなるか考えてみましょう。
給料が減ることによって、教員になりたいけど、給料が減ったからやめるという人が出てきます。
そうすると、優秀な人ほど他の企業などにとられ、残った人が教員になるという現象が生まれます。
少し言い過ぎかもしれませんが・・・
給料がよければ、教員になりたいと思う人も増え、競争倍率もあがり、優秀な人材がはいってくるのではないでしょうか。
本当に子どもが好きな人がなる、だから給料なんて関係ないなんて言っている場合ではないと思うのです。
私は、積極的に教員の給料をあげたり、正規の教員を増やしてそれぞれの教員の負担を減らし良質な教育を提供させたりする必要があると思います。
もっと、言うと教員の育成にお金を使うべきです。
だって、子どもが将来の日本を作っていくんですよ。
よい人材を育成するためには、教員のそれぞれの日々の資質向上が必要であり、そのためにはお金が必要になってくると思うです。
教員自分の力だけでは限界があります。
財政難、財政難といって、非正規の教員で賄おうとしている今の現状。
確かに財政難かもしれませんが、お金をかけるところを考えてほしいものですね。