子どもを勉強好きにさせる! 親と子どもの意識の改革③
子どもを勉強好きにさせる! 親と子どもの意識の改革②でも述べましたが、夢をもっていない子は進んで勉強することができない傾向があります。
では、そのような子はどうしたらよいのか。
夢をもっていない子にできること
子どもの些細な夢でも応援しよう
子どもの夢を親が決めつけたり、親の思いを子どもにおしつけたりはしていませんか。
子どもがなりたい職業があっても、親の意向に反しているために反対したり、その職業のことをけなしたりしていませんか。
なんでもかんでも反対ばかりしていることが、子どものやる気を失わさせているかもしれません。
例をあげて説明しましょう。
子どもたちのなりたい職業・夢ランキング上位に入ってくるものといえば、公務員、看護師、医者などと昔から根強い職業がある一方、最近になって、ユーチューバーになりたいと思う子が増えています。
現在ユーチューバーを職業として立派に活躍されている方が多いですよね。
しかし、その方々のことを悪く言うつもりはありませんが、なりたい職業ランキングの上位に入っているにも関わらず、世間ではまだまだユーチューバーは職業として認められていないことも事実です。
もし、自分の子がユーチューバーになりたいと言い出したらどうしますか?
何ふざけていることを言っているの!と叱りますか?
でも、子どもが真剣にユーチューバーになりたいと思っていたならどうでしょう。
親に叱られたことで、自分が真剣に考えていた夢をぶち壊されたことになります。
そこで、やる気(勉強する意欲)を失ってしまうのです。
親の意に反する夢を言ってきた場合の対応の仕方
子どもがそのようにならないためにも、親は子どもがどんな夢を言ってきてもけなさずにしっかりと話を聞いてあげてください。
子どもがその職業にどのくらい思いがあるのか。これからその夢を実現させるため何をしていくつもりなのか。
とことん話してください。
その時、注意しなければらないことは、親がそうなんだねとうなずきながら、共感して話を聞くということです。
親がそうなんだねとうなずきながら、共感しながら話を聞くということ
子どもが話す内容が納得いかなくても口出しはせず、話を聞いてあげてください。
子どもが自分の思いを十分に話すことができたならば、子どもがどのくらいその夢に対して真剣なのかがわかると思います。
曖昧なことを言っていたら、本気になって考えていないんだなと分かります。
話をして夢を実現するために見通をもっていることが分かれば、子どもが真剣に考えていることがわかりますよね。
とにかく話を聞いてください。
真剣な様子が分かれば、親は全力で応援していけばいいです。
それが勉強好きになるきっかけとなり、進んで勉強することにつながります。
もし、その夢が適当だとわかったら、その夢をけなすのではなく、子どもと一緒になってその夢について考えてみましょう。
その夢について親が詳しく質問していきましょう。
子どもが自分の夢について真剣になってないとわかったら、否定するのではなく、一緒に考えてあげよう。
そうすると、子どもがうまく答えられない内容が出てきて、自分自身で真剣に考えていなかったんだなと気づくはずです。
そして、新たな夢を親と子で探していきましょう。