低所得層の学生、国立大学の授業料を全額免除する というニュースについて
6月5日(火)のヤフーニュースでこんな記事がありました。
5日に公表された政府の「骨太の方針」の原案には、消費増税分を使って大学など高等教育の負担を軽減する具体策が盛り込まれた。年収380万円未満の低所得層の学生向けに授業料を減免するほか、給付型奨学金を拡充する内容で、2020年度から始まる・・・
引用元 低所得層の学生、国立大学の授業料を全額免除へ 政府方針
Yahooニュース 朝日新聞デジタル
サイトURL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000078-asahi-soci
この記事によると、年収270万円未満の住民税非課税世帯で、国立大学に通う場合、授業料、年間にして約54万円を全額免除なり、
私立大に通う場合は、70万円ほど減額されるようです。
この施策、本当に優秀な子がいる低所得者の家庭ではとてもありがたい内容ですね。
なぜなら、家庭が低所得のために、大学をあきらめて就職をするという人が大勢います。
自分が大学で学びたいこと、研究したいこと、高い志をもっていたのにも関わらず、泣く泣く大学進学をあきらめて、就職するなんてもったいないことじゃないですか。
大学に行っている人の中には、なにも目的がなく、ただ大学生活を満喫したいという思いだけの人もいます。
ただ、単位が取れればいいという人です。
そういう人は、大学に行ってもほとんど得るものはありません。
それを聞くと、大学で本当に勉強したいと思っていて、家庭の事情で行けない人が、とても悲しみますよね。
今回の施策、そういう意味では、有望な人材を埋もれさせない事にもつながり、良い人材を育てることができるのでいいと思いました。
ただ、本当にこの制度を使って有望な人材を育てていければいいのですが、この施策、低所得の家庭の子が全員利用できるみたいですね。
政府もそれを考え、進学後も成績が下位4分の1に属する時は大学から警告をし、最悪、退学になるようです。
しかし、大学もピンキリで本当に偏差値の低いところにいけば、滅多に下位4分の1に入ることはないだろうし、
もし、下位層に入ったとして、退学ともなれば何のために補助してきたのかわからなくなりますよね。
たとえ、偏差値の低い大学でやりたいことが明確でなければ、卒業してもあまり意味がないと思いますし。
さらに、中には悪さをしてこの制度を上手く利用してする人もいるでしょう。
本当に必要な家庭に届けばうれしいのですが、そうではない家庭にも少なからず届くでしょう。
本当に必要な家庭に補助が届いてほしいと願うばかりです。
そして、政府に。
もう少し、詰めが必要かなと思いました。