自分の子が「計算を解くスピードが遅いです」よく言われるママにできること②【かけ算】
自分の子が「計算を解くスピードが遅いです」よく言われるママにできること①をまだお読みになられていない方は、先に読んでからこちらを読んでいただけるといいと思います。
徹底的に鍛えよう 四則計算
かけ算を例にだしてみます。
よく、こんな話を聞きます。
『九九を言えるようになればいいと言われたので、九九をお覚えさせ、言えるようになりましたよ。』
それは、ただ下から順番に九九カードなしで読めるようになっただけではないでしょうか?
下から順番【1×1=1 1×2=2・・・】に言えるようになっただけでは、九九ができるようになったとは言えないのです。
下から順番に覚えても確かな学力がついたとは言えません。
なぜなら、その知識を十分に活用できないのです。
常に算数の問題は1×1から出てはこないでしょう。
九九には、5×6があったり6×8があったり、色んな式があり、答えがあります。
なので、どのような問題がでてくるか分かりません。
割り算の勉強をするようになった時でも、ランダムに九九が登場します。
中学年、高学年、中学生と成長するにつれてもかけ算は使っていきます。
そのため、どのような時でも瞬時にパッと答えることのできる力が必要になるのです。
おそらく、小学校2年生で下から順番に九九を覚えていくことしかしていない子は、九九の答えをすべてパッと言えないのではないかと思います。
では、パッと答えが言えるようにするためにはどのような勉強をすればいいのでしょうか。
ステップ1
九九のトレーニング
① 下から順番に九九を言えるようにする(九九カードあり)
② 下から順番に九九を言えるようにする(九九カードなし)
③ 上から順番に九九を言えるようにする(九九カードあり)
④ 上から順番に九九を言えるようにする(九九カードなし)
⑤ 九九カードをバラバラにしてランダムで言えるようにする
ここまでは、学校でもそのようにやるように言われているのではないかと思います。
でも、私はさらに上を目指します。
ステップ2
タイムをあげていこう
九九をある程度ランダムにしても言えるようになったら、タイムを計っていきます。
目指せ、1分以内!!
50秒ならなおよし。
しかもノーミスです。
2年生の子がこれをできるのはクラスで数名ではないかと思います。
意外とできる子って少ないんですよね。
いい先生なら、ここまできっちりと指導してくれますが・・・・
毎日タイムを計り、昨日の自分よりも1秒でもタイムをあげていきましょう。
ステップ3
九九の筆記問題を解かせよう
1分以内でできるようになれば、今度は答えを書かせてみましょう。
九九がランダムに書かれた問題を用意し(子ども自身が自分で作ってもよい)子どもにやらせてみましょう。
どうしてかというと、口ではパッと言えるけど、書くと遅くなってしまう場合があるためです。
九九を素早くかけるようになるのは、書くスピードをあげることにもつながります。
1分前半のタイムを目指してみましょう。
最後に
今回は、かけ算を例に出してみましたが、足し算、引き算でも同じことが言えます。
ポイントは、
・ランダムに問題を出し、パッと瞬時に答えるようにする。
・解くスピードをあげる。
です。是非、実践してみてください。