子ども(小児)が高血圧と言われてしまったらどうする??
ある時、病院などに行って、子どもが血圧が高いと注意されたり、高血圧と認定されたりしたことがありませんか。
突然自分の子が高血圧だと言われたらびっくりしてしまいますよね。
できることなら、素早く自分の子が正常の血圧に戻ってほしいと思いますよね。実は、今の食生活を少し変えるだけで血圧は下がるのです。
子どもの血圧を簡単に下げて、健康で長生きできる体をつくりながら、ママさんたちも安心した生活を送れるようになりましょう。
毎日の食事を薄味にしよう
まずは、王道ですが、毎日の食事を薄味に、塩分を控えるようにしましょう。
なぜなら、幼い時に身に付けた食生活は大人になったら変わりにくいからです。
ママさんたちが子どもの頃、好きだったものは大人になっても好きですよね。
味付けも子どもの頃に食べた味に似たものを大人になって食べる懐かしく思ったり、やっぱり好きだなーなんて思ったするでしょう。
「三つ子の魂百まで」という言葉がありますように、幼い頃に身につけた食生活や味付けは大人になっても、そのまま習慣や嗜好として継続されるのです。
「子供頃に覚えた味付けは、将来の体に影響を与える」
とてもオーバーに聞こえるフレーズかもしれませんが、事実なのです。
つまり、
「濃い味で育った子は、大人になっても濃い味が好きになる」
↓
「濃い味が好きということは、塩分摂取量が多くなる」
↓
「塩分摂取量が多いということは、血圧が高くなりやすくなる」
↓
「血圧が高くなるということは、脳血管疾患や心疾患のリスクを上昇させる」
という流れになります。
子どもの頃の食育では、食事の食べ方や食事の内容だけでなく、味も非常に重要になってきます。
実は、
一度濃い味付けに慣れてしまうと、薄い味付けに慣れるのがとても難しく感じてしまいます。
私も大人相手に減塩を心掛けるよう指導をすることが多いですが、すんなりいくものではありません。
薄味に慣れるには、とにかく我慢することが伴うからです。
・減塩をしたら、食事をおいしく感じなくなった。楽しみが減った。
・味からの満足感が少ないため、結局量を食べてしまう。
・量を食べてしまうことで、結局塩分をとる量が増えてしまう
このような声をママさんたちから聞こえてきます。
こんな意見をよく聞くからこそ、子供の頃から薄味に慣れて欲しい思うものです。
実は、減塩しても満足できる調理方法があるのです。
大人にも共通する内容ではあるため、お母さんも他人事とは思わずにこちらを参考にしてみてください。
おいしく減塩できる方法
●醤油やつゆは、「かける」ではなく「つける」習慣を!
→かけると食材に染込む分、塩分摂取量が多くなる
●麺類を食べる際は、汁は半分残す!味噌汁は1日1杯!
→ラーメン1杯塩分6g、味噌汁1杯塩分2g(あんかけも注意)
●外食や市販の惣菜、レトルト食品はなるべく避ける
→味付けが濃く、塩分が高め
●うまみ成分を活用しよう!
→昆布、かつお節、キノコ、干しエビ、乳製品(少量の塩で味が濃く感じる)
だし汁を作るのは面倒だという方は、だしパックを購入することをオススメします。
●香辛料、香味野菜を活用しよう!
わさび、生姜、にんにく、みょうが、大葉、三つ葉、ねぎ、パセリ、バジル、カレー粉
ごま、ピーナッツなど
★香りのよいものが薄味をカバー!
●酸味を利用して
柑橘類(ゆず、かぼす、レモン)、トマト、酢
アクセントになり、薄味をカバー!
おわりに
いかがでしたか?
調味料を購入す際は、減塩タイプのものを選択する。
塩分量の多い料理や、食べ方を控える。
こんな小さなことから始めてみてはいかがでしょうか?
実際にうちの家庭でも、減塩醤油、減塩だし、減塩ポン酢を使用しています。
また、1杯1~2gの塩分が含まれる味噌汁は1日1杯。
漬物は毎日食べない。梅干しは1個に2gの塩分が含まれており食べても1日1個。
梅干しだけで塩分量が高くなってしまうため、他の料理は薄味にする工夫が必要です。
白菜の漬物やキムチも少し少なめの25グラムで0.5グラム程度
最近は健康ブームのおかげで減塩対応がしやすい環境ができています。
子どもの頃から薄味に慣れて、大人になっても濃い味付けのものが苦手となるくらいの
食育ができるようにしましょう。
※下の図も参考にしてみるといいと思います。