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小学生の子を塾に行かせる前に出来ておきたい3つの習慣
我が子もそろそろ塾に通わせようかしらと考えているママさん。ちょっとまってください。
塾に行かせて我が子の学力をググっとアップさせたいですよね。
家庭で勉強を見るのに限界を感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、ある3つのことができていない子は、塾に行ってもあまり効果がないかもしれません。
この3つとは、子どもの習慣のことです。ほとんどの子は出来ている部分が多いですが、仲には抜けてしまっている子もいます。
どうせ行かせるなら、しっかり勉強してきてほしいですよね。まずはこれを読んでから検討してみてください。
(1)あいさつ、返事ができているか
あいさつ、返事がしっかりできているでしょうか。
なぜ、あいさつや返事が塾に行かせる前に大切なことかというと、良い対人関係を作るためです。
良い対人関係になるとは人と人をつなぎ合わせ、関わりをもって生活できるようになることです。お互いの気持ちを理解し、感じ取ることもできるようになります。このようなことは、全てあいさつ、返事といった基本的なものから構築されていくのです。
塾に行けば、先生がいます。もちろん、勉強を教えてもらえるでしょう。そのような場で勉強を教えてもらうのにあいさつ、返事ができない子が勉強もできるようになるとは思えませんよね。
基本的な挨拶ができるようになることで、良い人間関係がつくられ、教える側も教えやすくなり、教わる側も真剣に勉強に励むことがきるのです。
基本的なあいさつの言葉とはこのような言葉のことをいいます。
・おはようございます
・ありがとうございます
・ごめんなさい
・失礼します
・行ってきます
・さようなら
・ただいま
・おかえり
・いってらっしやい
・お休みなさい
みなさんの子たちはできているでしょうか。
直接、塾では使わない言葉が入っていますが、日頃このようなあいさつをしていない子は塾で適切な挨拶ができるとは思えません。
まずは、家庭で挨拶の習慣をつけ、名前を呼ばれたら返事をすることなどを徹底することが大切です。
(2)片付けができるか
塾に行かせるのと、片付けはどんな関係があるのか疑問に思っている方が多いと思います。
でも、片付けができない子は勉強させても学力は向上していかないのです。
厳しいことを言うかもしれませんが、片付けの指導ができていない親は、他の指導もできないことも示しているのです。
ここでいう他の指導とは、勉強を教えることも含まれます。
さらにいうと、片付けの指導は家庭教育の原点でもあります。
家庭教育がしっかりなっていない子が塾に行って勉強を真面目に行うことができると思いますか。
中には強制的にやらせることによって学力が向上することもあります。
しかし、やらされているので、大きな成長は期待できないでしょう。
では、片付けができない子をどうしていけばよいか、説明していきましょう。
1.気持ちよい環境になれさせよう
最初は、親がお手本を見せましょう。
例えば、きちんと洗濯物をたたむ姿、食器をきれいに洗う姿、使ったものをもとあったところに返す姿、お風呂掃除をする姿です。
このような姿を見せることによって、子どもはきれいで、気持ちよい環境になれていきます。そうすると、気持ちよい生活を自然に作ることができるようになります。
結果的に、片付いていない環境が嫌になり、自ら片付けをし始めるのです。
2.片付けの方法を教えよう
実は片付けの仕方がわからない子が多いです。洗濯物の出し方、服の収納の仕方、食器の片付け方などどうすればいいのかわからない子がいます。
そのような子には片付けの仕方を丁寧に教えてあげましょう。
もし、片付けの仕方を教えてもなかなか行動に移れない場合、片付けやすいように工夫してあげることが大切です。
・シールを張ってどこにしまうか分かるようにする
・子どもが手にとどく場所に片付けさせるものを移動する
このようなことをすることで、子どもがしっかりと片付けをすることができるようになります。
3.片付けを習慣化させよう
片付けは毎日あります。
今日できたから、明日はいいやってことにはなりません。
毎日続けることによって本当の価値がうまれるのです。
だからこそ、習慣化できるように毎日丁寧に指導するようにしてください。
1度指導をしたからといって、すぐにできるうようになるとは限りません。続けて指導することによって、習慣化されていくのです。
(3)学習の習慣がついているか
学習の習慣がついていなければ、塾に行っても意味がありません。
なぜなら、塾に行ってもやらされることになり、塾での学習の効果が薄れるのです。
もちろん、やらないより勉強をやったほうがましです。
でも、積極的に自分から学びいこうとする姿勢がある子と、いやいややらされる子ではどちらが勉強できるようになるでしょうか。
それは、積極的に自分から学びに行こうとする子の方が学力が向上しますよね。
だからこそ、家庭で学習の習慣をつけて、塾に行かせたいのです。
このような声も多く聞かれます。
でも、家庭で学習する習慣がついている子は自分でやる力がついています。
自分でやる力がついているということは、ある時自分の力ではどうしようもできない時や、さらに上を目指したいと思う時が来るかもしれません。
そのようなことを思った時に塾に行かせれば、効果絶大だと思いませんか。
学習習慣がついていない子が塾に決していってはいけないわけではありません。
より効果的に塾を使いたいのなら、家庭学習の習慣がついていたほうが良いということです。
こちらも家庭学習について書かれています。
中学生についての記事ですが、小学生の子も参考になると思うので見てみてください。
おわりに
以上のことができていれば、塾に通わせても問題はないと思います。
今回書いたことは、一般的に言えることです。中には、塾に通って勉強する習慣がついたという逆のパターンもあることにはあります。
また、今回あげた3つのどれかができていなくても塾で良い成績を収めることもあります。
しかし、こういう例外は少ないでしょう。
これらの3つの事ができていれば塾での学習効果が確実にアップしていきます。
我が子の実態を見極めてから、家庭での習慣をつけてからでも入塾するのは遅すぎることはないはずです。