本を読みなさい!!なんて言葉は無駄。
本をただ読ませるのでは読解力(国語の力)は身に付かない。
本を読めと言わないようにしよう
よく考えてみてください。
国語嫌いの子は本を読むイメージがあまりないですよね。
読むことが嫌いなのに、読めと言われて進んで読むことができるのでしょうか。
普通はできませんよね。
読めと言われれば読み始めるかもしれませんが、嫌々読んでも集中していないため、中身が入ってこないうえに、「読みなさい!」と怒る方も疲れ、イライラし始めると思います。
つまり、
本を読みなさい!と強くいうのは無駄。意味がない
本を読まない子に、読めと言うのは逆効果ですね。
言えば言うほど、ムキになって読まなくなる子もいると思います。
本を進んで読む子を育てるために
1日1回は子どもに読み語りすること
読書って楽しい。面白いって思えば勝ち。進んで読書を始めていくでしょう。でも、楽しいって思わせることが難しい。難しいけど、親に出来ることはやる。それが、「1日1回は子どもに読み語りすること。」です。
子どもに楽しんでもらいましょう!!
より楽しんでもらうために、以下のポイントを守ると効果的です。
①寝る前などに、子どもが好きな本や、読んでほしいと言ってきた本を読んであげましょう。
楽しいって思わせる近道は、好きな本を読ませる。そうすれば食いつきますよね。
もし、読みたい本がない。嫌い!と言ってきた子には、少しでも興味がある分野の本を読んであげましょう。
例えば、うちの子は、戦隊物が大好きなんです。という子には、戦隊物が描かれている図鑑などから始めましょう。
ママやパパと一緒になって、戦隊物の名前など特徴などを話してあげることが、本に関心を向かせるきっかけとなるのです。
そして、次第に文が多い本にシフトしていくことになります。
②絵本などの物語を読んで聞かせる時、親は役者になりましょう。
ただ、本を読んであげるのでは、子どもは登場人物などの気持ちが考えられません。
感情を込めて、その登場人物になりきって読むことで、悲しい気持ちやうれしい気持ちなどを具体的に想像することができるのです。
結果、想像するって楽しい。本を読むって面白いにつながるのです。
子どもの手の届くところに本を置く
家のいたるところに本を置きまくってください。
できるだけ、関連性をもって配置すると効果があがると思います。
例えば、金魚を飼っている家庭では、水槽の隣に魚に関する本を置いてください。
金魚を眺めていると、ふとした瞬間に疑問が生まれることがあります。
金魚はどのくらい生きるのか、金魚と似た魚はいるのか、何を食べるのかなど様々な疑問が生まれるでしょう。
そんな時に、水槽の隣に魚のことを調べることができる本があると、すぐに手に取って調べることができます。
疑問が生まれても調べる手段が周りになければ、せっかくの興味関心の芽をつぶすことにもなります。
パッと手にとりすぐに調べることができることが、知識の習得にもつながるし、本を読もうとする習慣をつけるにもなるのです。
家のいたるところに本を置こう。関連性をもって置こう
マンガから始める
マンガが好きだけど、絵がない本は嫌いという子がいますよね。
マンガだけが好きという子でも、「マンガばっかり読んで、絵のない本を読みなさい」とは決して言わないでください。
絵がない本は嫌いで、マンガだけ好きで読むのもOK
マンガは確かに絵がついています。でも、文もあります。
絵がない小説などに比べれば、文字の量は劣ります。
だけど、読書には変わらないのです。
今は、絵がない本が嫌いかもしれませんが、マンガが好きで読んでいる子はいずれ普通の本を好きになる場合もあります。
マンガは想像力を高めることができにくいかもしれませんが、ボキャブラリーを増やすこともできます。
必ずしも、マンガが悪いとは言い切れないのです。
マンガが好きで読んでいる子はそのまま読み続けてみてください。
自分も本を読んでいる姿を見せよう
興味をもって自ら本を読んでいない親は、子どもも本を読もうとはしません。
親が本を読んでいる姿を子どもが見て、本は楽しそうだなと思うのです。
できる限り子どもの前で本を読んでみてください。そして、本てこんなに面白いよってプレゼンしてみてください。
おそらく、楽しいアピールをしても子どもは聞き耳をもたないでしょう。
しかし、継続して言いづけることによって、少しずつ心がかわっていき、本を読んでみようかなと思わせることができるのです。
継続は力なりです。
おわりに
子どもを読書好きにするには、読書好きにさせる環境を整えることが大切です。
子どもが本がおもしろいと感じてもらえば、自然と本を手に取ります。
そのためも親ができることは何でもしましょう。まずは、家の中の環境整備から始め、毎日読み語りをするところから始めてみましょう。
本を読んであげるねと言われて嫌だという子はほとんどいないと思います。
親が積極的に本と関わっているところを見せてあげてください。